1粒の種から

育苗期:

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苗部屋にて育苗をおこないます。苗部屋には常に2.3部屋分の苗があります。
播種から約30日間かけて苗つくりを行います。俗に苗半作(苗の出来でその作物の半分が決まる)と言いますが、そのくらい苗作りは重要です。
しっかりと根の張った、丈夫な苗を目標に苗作りを行っています。


木作り期

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定植(苗を床に植える)してから、交配(メロンになる花が咲く)までを木作り期と言います。定植より、だいたい20日ほどかけて、木作りを行います。
この辺りのメロンの木を見ると、きゅうりやスイカの木によく似ていますね。
ここは、木の性質やメロンになる子房の性質が決まる重要な時期で、この管理が適切でなければ大玉良品はとれません。
木の観察が重要です。


交配期

DSC00119.JPG雌花(メロンになる花)が咲く時期を交配期と言います。

雌花をつけた結果枝(やご、メロンのアンテナになる)を1本の木に2~3本残して花を咲かせます。10節以上で18節くらいまでの結果枝を残します。
1部屋で5日くらいで花が咲き終えます。
交配は、雄花を手で受粉させるか、筆で行います。
採果の目安にするため、、交配した日付も記入します。


肥大期

CIMG5399.JPG交配後、メロンの子房が大きくなり、ネット(網目模様)が出現するまでを肥大期といいます。
交配後に子房がタマゴ大になったら、子房をひとつにします。
この時とった子房が子メロンです。(子メロン漬や、サラダにしていただきます)
 交配10日くらいで子房をヒモで吊るしてあげます。
ここでは、まだメロンはつるつるのただの瓜のようです。
 この時期の管理でネットの良し悪しと玉の肥大が決まります。
玉の硬さを見ながら、絶妙な水・温度・湿度管理が必要です。


ネット期

CIMG5405.JPGメロンの表皮にネットが入り始め、肥大と共にネットが出終わるまでをネット期と言います。
交配後10日位からメロンのお尻(花落ち)からネットが入り始めます。
その後、首・肩とネットが入り、交配後15日くらいから胴にネットが入ります。
メロンの一生の中で最も神経を使う時期です。
細心の注意を払い適正な水・温度管理を行わなければ、美しいネットになりません。
たびたび観察をします。
 交配後30日位まで、肥大と共にネットは出続けます。
ここまでくれば、美しい網目模様のメロンらしくなります。


仕上げ期

CIMG5412.JPG交配後30日を過ぎれば仕上げ期になります。
交配後30日位でネットがかたまれば、日除けをかけてあげます。
メロンの果皮は、直射日光を浴び続けると青黒くなってしまうからです。(メロンの白い果皮が美しいとされ、価値も高まります)
また、直射日光で一部分が暖められると、そこから熟れていきます。熟度も均一のほうが、美味しくお召し上がりいただけます。
 ここから収穫までは、最後の一伸びと、味・肉質の充実を図ります。
最後に、メロンの木の力を全て出し切らせ、メロンを美味しく仕上げます。



収穫

CIMG5534.JPG交配後約50日、実際に試し切りをして、糖度・熟度を確かめます。
充分美味しいメロンになったら収穫です。
交配した日付と 玉の様子を見ながら1個1個丁寧に収穫します。


荷造り

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収穫されたメロンを選別し、へた(アンテナ)を綺麗にととのえ、シールをはり、白い薄紙で包み、皆さんが目にするマスクメロンとなります。
収穫してから、完熟になるまでに大体5日~10日ほどかかります。
メロンは追熟するフルーツで、常温に数日おくことで熟度がすすみ、食べごろとなります。



最後に

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このようにして、1粒の種から約100日の日数をかけて1玉のメロンができあがります。
私たちはメロンに感謝の気持ちを忘れず、全てのメロンが皆様に『美味しい!!』と言っていただけるよう、努力を重ねていきたいと思っています。
 どうぞ、私たちの育てた名倉メロンと、名倉メロン農場をよろしくお願いいたします。